2024/04/05/FRI 19:30-23:00

Transformer Inc. Presents「LIZARD+紅蜥蜴」彼岸の王国、復権。

●出演:モモヨ(声の出演)、高木完、宇川直宏、地引雄一(声の出演)、石毛栄典、古川博一、山浦正彦(S-KEN STUDIO) &MORE!!
●DJ Plays Dedicated to LIZARD!!|DJ:KAN TAKAGI|BROADJ#3274
●ASSISTANT:加留部礼

■Transformer Inc. Presents「LIZARD+紅蜥蜴」彼岸の王国、復権。

ティラノザウルス・レックス、インクレディブル・ストリング・バンドを彷彿させるフォークデュオだったモモヨ&カツによる通底器、幻想鬼、ドラマーを加え電化したエレクトリック・モス、そしてワカの加入とともに紅蜥蜴へ。  指定された持ち時間を超過して演奏し続け、抗議の電話がテレビ局に殺到した伝説の『お昼のワイドショー』「良家子女が支える暴力ロックバンドの金とSEX!」(1973年5月23日、日本テレビ放映)。  初期の混沌とした状態を抜け出し、ロックとバロックを融合させた1975年の『いとしき悪徳』、よりシンプルな音楽性へと変化し、時代に先駆けセルフレコーディングの手法を確立させていった『SEXUS』の世界。  リザードへの改名を経て、メジャーシーンに浮上した『東京ROCKERS』。  1979年夏に渡英してレコーディングされた1st『LIZARD』と帰国後の積極的な国内ツアー。そして、作品の音楽性やテーマによりメジャー流通、インディーズ流通を使い分けるターニングポイントとなった『SA・KA・NA』。  時代とともに、その時々の状況に合わせ音楽性と表現方法を臆せず大胆に変化させてきた紅蜥蜴、リザードの多面的な魅力とそのインディペンデントなスタンスに迫る一夜


Photo by 地引雄一

■70年代後半から80年代前半期を席捲したムーヴメント“東京ロッカーズ”。その筆頭バンドであったLIZARDとその前身、紅蜥蜴による超貴重な音源の初アナログ化がこの度、実現した!

昨年度、即日完売となったゴジラ・レコードの例に漏れず、昨今の旧譜アナログ盤復刻ブームの最高峰のアイテムが、満を持しての登場である。これまでの多くの要望に、ようやく応えた形となる。しかも今回は2024年最新リマスター盤(『LIZARD』を除く)でお届け。全作品500部の超限定、安定の180g重量盤(紅蜥蜴→LIZARD『S-Ken Studio Days 1978』は、7 inch 50g重量盤)にてご提供。まさに売り切れ必至のアイテムとなるだろう。“紅蜥蜴”時代の『いとしき悪徳』『SEXUS』を皮切りに、4月5日(金)より順次リリースされる。



Photo by 地引雄一

■LIZARD

72年、まだアンダーグラウンドであったロックシーンにおいて、“紅蜥蜴(べにとかげ)”として活動。78年には名前をリザードと改め、世界的なパンク・ニューウェーブムーヴメントとシンクロする形で『東京ロッカーズ』ムーヴメントによって時代の表層に浮上。英国の著名バンド“ストラングラーズ”に見いだされ、その助力を得て、ロンドンにおいてメジャーデビューアルバム『リザード』を制作した。さらに「リザード・アーミー」と呼ばれるサポーター組織を従えて数多くのギグを展開。ヘビーかつ時に無機質にすら感ぜられるリズムセクション、自己を没入した強心剤のようなボーカル、鮮明なヴィジョンをともなった歌詞…それらが互いに絡み合い化学変化を起こし、観る者、聴く者を深く激しい世界へと誘い込む。また、シンセサイザー、ヴォコーダーなど電子機器を積極的にサウンドに取り入れたことによりサイバーパンクの始祖として知られている。


Photo by 地引雄一

■モモヨ=管原庸介(すがはらようすけ)

モモヨ&カツのデュオ+灰野敬二(Vo)によるジャムセッション的なホールデン・コールフィールド・バンドを皮切りに、通底器、幻想鬼、エレクトリック・モスを経て紅蜥蜴を結成。東京アンダーグラウンドシーンにおいてカルト的人気を誇る。 1978年、S-Ken(田中唯士)の勧めで、リザードに改名。一躍、東京ロッカーズの中心バンドとしてシーンを牽引する。1979年夏、ストラングラーズのベース&ヴォーカルのジャン=ジャック・バーネルプロデュースのもと、ロンドンで1st『LIZARD』を製作。帰国後、国内各地で精力的にライブを行う。そして、1980年にインディーズレーベルJUNK CONNECTIONよりリリースされた「SA・KA・NA」で、メジャー、インディーズの両方を使い分ける独自の流通・表現スタイルを確立する。 以降、『バビロンロッカー』(1980)『ジムノペディア』(1981)をリリース。 その後、元P-Modelの秋山勝彦とのユニット夢幻会社『Moth-Lah』(1983)、ソロ三部作『百夜独演音曲集』(1984~1985)をリリース、Momoyo & Visionary Frontを経て、再びリザードとして『変易の書 The Book of Changes 』(1986)『岩石庭園 The Garden of Rocks』(1987)をリリース。 音楽活動を休止し、1990年代前半には雲仙普賢岳の火砕流被害に伴い無人化施工技術開発のプロジェクトに参加。危険地域での重機遠隔操作システム、映像伝送系の設計施工に技術者として関わる。 1990年後半より音楽活動を再開。DAWソフトACIDで製作した楽曲が海外のサイトで高い評価を得る。その後、自身の全集として『Book of Changes -Complete Works of Lizard』(2008)をリリース。同時にリザードを再編、ドラマーにARBのキースを迎えた『LIZARD IV』(2009)をリリースする。

■高木完(たかぎかん)

79年、パンクバンド「FLESH」に参加。81年にバンド「東京ブラボー」。84年にDJ開始。85年藤原ヒロシと『タイニー・パンクス』結成。 その後NYで出会ったヒップホップをいとうせいこう達と日本に伝導。88年日本初クラブ・ミュージック・レーベル『MAJOR FORCE』を藤原ヒロシ、屋敷豪太、KUDO、中西俊夫と設立。90年代はソロで活躍。以後、さまざまな音楽活動を通じて日本音楽界を牽引し、2018年には30周年を迎えたMAJOR FORCEを再始動。 近年は毎週火曜深夜3時からのJ WAVE の番組『TOKYO MAADSPIN』のナビゲートが話題の他、2022年に自身初の単行本となる『東京IN THE FLESH』を刊行。また、最近では自身が収集してきた本とレコードを販売するサイトmemesTOKYOの店主を務めたり、フリクションのレックとのバンド活動や、TOWA TEIの最新アルバムにもラッパーとして客演している。
MEMES TOKYO:https://www.memestokyo.com/

■地引雄一(じびきゆういち)

インディーズレーベル、ジャンクコネクション主宰を経てテレグラフファクトリーを創設。また、カメラマン&文筆家としてシーンを最初期から見つめている

■石毛栄典(いしげえいすけ)

トランスフォーマー代表
https://transformer.co.jp/

■古川博一(ふるかわひろかず)

1983年、渋谷屋根裏昼の部でライブデビュー。1984年、CAINにベーシストで参加。その後、WAX、Marble Sheep、◯△□、荒涼天使ほかに参加。 並行して、Mr. Kite『Live Innocent』、Mirrors 『Real Estate』、◯△□『◯△□』、Speed『Kiss On』などにプロデュース・デイレクティングで携わる。 LIZARD『Book of Changes -Complete Works of Lizard』では、付帯ブックレットの編集・執筆を担当。『CHIRASHI Tokyo Punk & New wave ’78-80s』を共同編集。 近年は、レコーディングエンジニアとして、NON BAND『NON BAND II』、THE 5678’s「YOU MAY DREAM/BAT MAN THEME」などに携わる。 今回の紅蜥蜴、LIZARDの連続リリースでは、ディレクティング・リマスタリングほかを務めた。

■山浦正彦(やまうらまさひこ)

レコード会社ワーナー洋楽部からスタート。78年、早々にパンク化して「S-KENスタジオ」を創設、S-KENバンドの一員として「東京ロッカーズ」で活動。その後マグネットスタジオ(録音)からレーベルまで音楽制作全般の他、音楽業界サイト「Musicman」を立ち上げて今日に至る。

■宇川直宏(うかわ なおひろ)

1968年香川県生まれ。現“在”美術家。映像作 家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大 学教授など、80年代末より、極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている。2001 年「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の多くの展覧会で作品を発表。2010年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼び、2011年文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。宇川はDOMMUNEスタジ オで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの"現在美術作品"と位置づける。2016年アルスエレクトロニカ(オーストリア/リンツ)のトレインホールにステージ幅500Mのサテライトスタジオ「DOMMUNE LINZ!」を開設、2019年、瀬戸内国際芸術祭にてサテライトスタジオ「DOMMUNE SETOUCHI」を開設。どちらも大きな話題となった。他、これまで DOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ス トックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌、佐渡島と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。10年間に渡って配信した番組は約5000番組/約1万時間/150テラを越え、トータル視聴者数1億人を超える。2019年、リニューアルした渋谷PARCO9Fにスタジオを移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロ ジーと共に未来を見据えたアップデートを図る。2023年練馬区立美術館で行った「宇川直宏展|FINAL MEDIA THERAPIST @DOMMUNE」は、生成AI時代の創作において一体作家は作品のどこに存在しているのか?を自らに問い、オリジナルチューニングの生成AIや、人口知能搭載のロボットアームによる空間絵画を創出し“描く”という行為の歴史的なアップデートを図り、話題となった。 2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
https://www.dommune.com/
https://twitter.com/DOMMUNE

PROGRAM INFO
ENTRANCE 2000円(超エクスクルーシヴ限定50人のスタジオ観覧者を募集!! スタジオに直接おこしください!!)
PLACE 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」
SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE  MAP
  ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。
■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。
■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。
<新型 コロナウイルス等感染症予防および拡散防止対策について>